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金利の計算方法
クレジットカードの機能としてキャッシングや、ショッピングで分割払いなどが備わっていますが、ここで重要なのが「金利」です。
クレジットカード選びでもこの「金利」が重要なポジションを占めています。
金利とは貸し借りしたお金にいくらの利息がつくかという利率のことですから、金利が低いほどよりお得といえるわけです。
金利手数料は以下の計算式から求められます。
元金×金利×借入日数÷年間日数(365日)=金利手数料
このなかの金利が重要で、通常この金利は「実質年率」と呼ばれ一年ではどれだけ金利手数料がつくかを「百分率(%)」であらわし、ローンなどの分割払いの試算などのときにもよく見かけます。
たとえば1ヶ月を30日として5万円を年利18%でキャッシングした場合、金利手数料は
[50,000円×0.18×30÷365=739円]
となり、50,739円を支払うことになるわけです。
この実質年率が低いほど金利手数料が少なくて済むわけです。
・[元金均等返済]
元金均等返済というのは残高につく金利手数料+元金のうちの一定額を支払っていくやりかたです。
たとえば6万円の品を12%金利の元金均等返済で1万円ずつ元金を支払うことにした場合、毎月の支払金額は
一ヶ月目 (6万円×0.12×30÷365=)591円 + 1万円
二ヶ月目 (5万円×0.12×30÷365=)493円 + 1万円
三ヶ月目 (4万円×0.12×30÷365=)394円 + 1万円
四ヶ月目 (3万円×0.12×30÷365=)295円 + 1万円
五ヶ月目 (2万円×0.12×30÷365=)197円 + 1万円
六ヶ月目 (1万円×0.12×30÷365=)98円 + 1万円
となるわけで、毎月の返済額が少しずつ減っていきます。
大きな買い物であれば、最初のほうは多額の金利手数料に加えて元金も一定額を支払うので生活に余裕がなければ苦しいですが、後半は前半に比べて金利手数料が半減しているので支払いが楽になります。
早いうちにたくさんお金を返すほど残高にかかる金利も少なくなるので、支払い総額も少なくすみます。
金利が現在低くてこれから高くなっていくのがわかっているときや、現在共働きなどで現在収入が多くて楽なうちに大きな買い物をしたいときなどにはこの返済方法が良いでしょう。
ただし最初から楽をしつつ、さらに後半はもっと楽になる・・・みたいな甘い考えで元金の返済額を少なくすると、返済が終わるまで長くかかって支払う金利の総額が余計に多くなります。
元金均等返済はクレジットカードのリボ払いやキャッシングなどで使われています。
・[元利均等返済]
元金均等返済はローンなどでよく使われる返済方法で、毎月の支払額が一定というのが特徴です。
毎回の支払額は一定ですから家計の管理も楽ですし、資金計画の見通しが立てやすいです。
高額のローンであればあるほど最初のうちは支払いの多くを金利手数料が占めることになりなりなかなか元金が減りません。
しかし元金が減ってくると金利手数料も減るため、後半になると一気に元金が減っていきます。
ですからボーナスが入ったときなどに追加支払いなどを行っておけば、支払い期間がかなり短縮されるでしょう。
・[金利の表記]
キャッシングの金利に「14〜20%」のように表記してあることがあります。
これは「信用度が上がれば金利の引き下げも14%まで考慮します」といった意味で、初回のキャッシングでは上限の20%が適用されることになります。
キャッシングを繰り返して信用度が上がれば次第に金利が引き下げられます。
・[アドオン金利]
アドオン金利は簡単に金利手数料を計算できる金利です。
計算式は簡単で、
元金 × アドオン金利 = 金利手数料
たったこれだけです。
この手数料と元金を足して返済回数で割った金額が月々の返済額となるわけです。
少し視点をずらして言えば、元金を返済回数で割ったものにアドオン金利を掛けたものを足すと月々の返済額になります。
アドオン金利での支払いの場合でも、実質年率を表示することが義務付けられているため、アドオン金利と実質年率が併記されています。
というのも、アドオン金利といった別の計算法で求められるような金利では、同じ「%」で示されていても同じ金利手数料ではなく、アドオン金利のほうが低く表記されていても実際の金利は高いといったこともあります。
そのため比較対象として実質年率を併記しているのですが、どちらかといえばアドオン金利のほうが金利手数料が簡単に把握できるので好まれるようです。
・[72の法則]
72の法則というのは元金が何年で2倍になるのかが簡単に計算できる方程式のことで、72を金利で割るだけの簡単な式です。
72 ÷ 金利(%) = 年数
本来は投資した元金が何年で2倍になるのかを求めるのですが、逆に借金したお金が何年で2倍になるのかもわかります。
たとえばグレーゾーン金利の上限29.2%の金利では
72÷29.2=2.4657…
となり、およそ2年半で2倍になります。
投資に比べて借金の金利は高いので、どこかのCMではないですがキャッシングや分割払いの利用は計画的にしましょう。
[節約・クレジットカード・素材]