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還元率とは、カードの利用料金に対してお金が戻ってくる割合です。一方、還元額はその戻ってくる金額を指します(還元額はキャッシュバック額とも言います)。一部のクレジットカードには、カードの利用金額(もとをたどればポイント)に応じて段階的にキャッシュバックしてくれる特典があります。
一般的にはカード利用金額に応じてポイントが入り、ポイントを交換して還元するため、利用額×還元率で還元額が決まります。しかし、逆にカード利用金額(ポイント)に応じて段階的に還元額が決まっているカードもあります。こちらの場合だと利用額と還元額によって還元率が変動するわけです。
そのおかげでキャッシュバック型のカードは還元率に波があり、その波をうまくとらえれば高い還元率を出すことができます。そのためには、複数枚のカードを上手に使い分けることが重要になってきます。
どうして波があるのか、どうやれば高い還元率を出せるのかを、2枚のキャッシュバック型のカード@とカードAを例に挙げて詳しく説明します。
<カード1の還元額と還元率>
月間カード利用金額 | 還元額 | 還元率 |
1万円以上〜2万円未満 | 400円 | 2%〜4% |
2万円以上〜3万円未満 | 900円 | 3%〜4.5% |
3万円以上〜4万円未満 | 1500円 | 3.75%〜5% |
4万円以上〜5万円未満 | 1800円 | 3.6%〜4.5% |
5万円以上〜 | 2000円 | 〜4% |
<カード2の還元額と還元率 >
月間カード利用金額 | 還元額 | 還元率 |
1万円以上〜1.5万円未満 | 400円 | 2.67%〜4% |
1.5万円以上〜2.5万円未満 | 800円 | 3.2%〜5.3% |
2.5万円以上〜5万円未満 | 1200円 | 2.4%〜4.8% |
5万円以上〜7.5万円未満 | 1600円 | 2.1%〜3.2% |
7.5万円以上〜10万円未満 | 2000円 | 2%〜2.7% |
10万円以上〜 | 2400円 | 〜2.4% |
カード1は3万以上4万未満の時に1500円の還元額ですが、3万円の時に5%という最大の還元率を示します。しかしカード利用金額が多くなって4万円に近付くほど還元率は落ちますし、4万円になった時の還元率は3万円の時に劣ります。カード2だと、1万5千円の時に5.3%という還元率を示しますが、カード@と同様にカード利用金額が多すぎると還元率は落ちます。
グラフ拡大
グラフを見てもらえばわかりますが、どちらのカードも波の高いところでは高い還元率ですが、次の波の前に行くにつれて還元率が落ちてしまいます。
もしこのようなカードを1枚だけで使う場合は、月によっては利用金額が多すぎたり少なすぎたりして還元率が悪い時もあるでしょう。カードの利用金額が7万円以上の人であれば還元率が3%以下まで落ちてしまいますから、月の利用金額が多いことも還元率には不利に働いてしまいます。
しかし、複数のキャッシュバック型のカードを使って、うまく支払いを分散させることでそれぞれのカードで高い還元率を維持することができるんです。例えば、月に5万円程度使う予定なら、還元率の波の大きいカード2で先に1万5千円以上で使っておいて、波の小さなカード1のほうで残りの3万5千円を支払うようにすれば、全体で2300円の還元額、4.6%程度の還元率になります。もしカード1の利用金額が多少ずれてもカード1は高額帯で安定した還元率なので、それなりの還元率が期待できるというわけです。
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